平成知新館


明治古都館 140分待ち 

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京博の特別展示『鳥獣戯画高山寺』フィバーについての噂は聞いていたけど、平日もまさかの混雑ぶりで2時に並ぼうとしたら、入場まで90分、「甲巻」が展示されている中央展示室にたどり着けるのは、さらに50分、合わせて2時間20分、これには耐えられませんね。生きているあいだに観れるかしら(同館での展示は33年ぶり)とも思うから突撃しなければだけど、とりあえずパスして新装なった常設展示館である平成知新館を拝見。3階まで上がってから回遊する構造になっている。記念展『京へのいざない』の第2期『桃山 秀吉とその周辺』の会場を秀吉の人間的な部分に注目しながら巡った。自筆も良かったけど、ペルシャ絨毯を仕立てた秀吉所有の「鳥獣文様陣羽織」、祇園祭りの芦刈山胴懸「豊公獅噛鳥獣文様」との関連が面白い。

平成知新館 谷口吉生設計

3階

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 館内は年配の人達が多く、百貨店の催会場の混雑に近い。わたしが惹かれたのは料紙装飾の重文「古今和歌集巻第十七断簡〈継色紙〉」(平安時代、11世紀)。白と青の色面バランスがモダンなんです。解説によると「小野道風の筆と伝えられ、見開きに余白を巧みに活かし、和歌一首が散らし書きされている。〈継色紙〉の名は紙面が色紙状の料紙を継いだようにみえることに由来する。」

1階の仏様

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 お天気が良いものだから、清水寺、三年坂、高台寺円山公園、青蓮院、岡崎と散策した。