ツァイト・フォト・サロン


最初に会った頃の石原悦郎氏

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昨日アップした「ときの忘れもの」のブログ『マン・レイへの写真日記』第9回では、珍しいマン・レイの初個展カタログ入手の経緯を報告させていただいた。画面構成の関係などで保留した写真を、こちらのブログでアップしておきたい。「ときの忘れもの」で示したように三越百貨店前の八木長ビル5階にツァイト・フォト・サロンがあり、石原悦郎氏と会った。1978年の12月だったと思う。甘いものを頂きながら、光の入る事務所で外を見ると高速道路が近く都会の雰囲気一杯だった。
 下の写真が「リング綴じの『マン・レイ写真集 1920-1934 巴里』が置かれ、その横に小さな雑誌とカタログがある事に気が付いた。」とした写真である。右側の雑誌『リッジフィールド・ガズーク』の下にダニエル画廊のカタログを確認できる。この貴重資料の展示歴を証明している訳です。---懐かしい。

ツァイト・フォト・サロン 『PHOTO dada MAN RAY』展 1978.12

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いつも前田さんに電話して、世界中のマン・レイ情報をお聞きした。パリでの展覧会案内状なども頂き深謝している。いつだったか、カメラを向けると壁面に掛けられたピカソの肖像写真を話題にしながら、「同じポーズで撮って」と笑って決められた。ツァイトではいろいろな関係者に紹介していただいた、有り難い事ばかりである。

スタッフの前田実氏