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ワシントンのフィリップス・コレクションでマン・レイの『数学的オブジェ』に焦点を当てた大規模な展覧会『マン・レイ: 人間方程式 --- 数学からシェークスピアまでの旅』が開かれる(2月7日から5月10日)。詳細は注文しているカタログが到着しないと判らないが、---ドイツ軍のパリ侵攻から逃れてカリフォルニアに住んだマン・レイは、1936年にアンリ・ポアンカレ研究所で撮った写真連作を基に、1940年代後半、油彩連作(17点余り)を制作している。---今回の展示ではおよそ100点の数学模型、写真、油彩などが所狭しと会場に並べられるようだ。マン・レイのイメージの基となったオブジェから写真を通して油彩に進む流れが確認できるのだから、魅力的な企画である。尚、日本ではこれまでに一部の写真と『ジュリアス・シーザー』『尺には尺を』『マクベス』『テンペスト』『お気に召すまま』『おわりよければすべてよし』『から騒ぎ』などの油彩が招来されている。行きたいけど行けません(涙)