モノクロームの午後


写真展 古巴(キューバ) モノクロームの午後 リーフレット

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友人の写真家・夜野悠氏の個展がゴールデンウィークの京都で開催される。会場は御幸町通御池上ルのGallery Take two 会期は5月1日-7日 11:00-19:00。頂いたリーフレット表紙の廃墟を捉えた写真の扱いが、ネガと云うより映画の一齣みたいで、ちょっとぞくぞく、開くとスタイルがしびれる少女が闇に消えていく。大槻鉄男訳でのアンドレ・ブルトンの言葉が引用されているので、夜野氏は、わたしたちの側の人かしらと思った。写真家でシュルレアリストとなると、話しが通じすぎて困ってしまう(笑)。御本人は偶然といっておられたが、アメリカとの国交が回復されるらしいタイミングでの古巴(キューバ)写真なので、ただ者ではない。時と場所を得るのは写真家にとって必須の条件と改めて思う。ゆっくり、お話をお聞きしながら、モノクロームの魅力を堪能したい。