更紗貼帖 吉田コレクション
昨年愉しませて頂いた吉田塾の本年テーマは『渡来工芸品』。1年間で5回講座の内の初回である本日は『更紗』。このところ祇園祭りで織物の魅力にやられているので、しっかり勉強したいと参加させていただいた。塾長の吉田孝次郎氏は織物の専門家にして、現役コレクター。今朝も骨董市で古い風呂敷を求められたという、ライフスタイルに接しながら、沢山の刺激を頂いた。
「更紗」と云うのは、白い木綿地を文様染めにしたもので、インドで作られたのが最初であるらしい。日本では「名物裂」として茶道具を包む仕覆などに珍重されてきたが、祇園祭りに関連しては東インド会社を通じてもたらされたものが多い。
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マン・レイのレイヨグラフのようにも見えますね。
婚礼用・夜着 五個荘
夜着は、掛布団の一種で、綿が入り着物の形をしているとウィキには説明されている。緑の色彩が上海で見た満州族の衣服に近いような気がして、肌触りを楽しんでみた。吉田氏は「一般の家庭でも、20年ほど前までは、嫁入道具に紅白の帯を締めた荷飾りで婚家に送る風習があったのに。」と、語っておられた。
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