吉原治良コレクション


白沙村荘 橋本関雪美術館 銀閣寺畔

10月5日にサザビーズ香港で開催されるアジア現代美術オークションの特別内覧会が、日本画橋本関雪(1883-1945)邸宅跡の白沙村荘で二日間催されると知り、初日、一番に家人と連れだって拝見した。二日間は一般入場は休止され、招待客だけの閲覧となっている。サザビーズの顧客と名乗るには場違いではあるけど、なんとか、潜り込んで、吉原作品を堪能した。

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 茶室倚翠亭の床の間に1961-63年作品、橋本関雪が使った52畳の大画室[在固楼]にはタッチの面白い大作、その他は昨年新装なった橋本関雪記念美術館の二階展示室に飾られている。奥壁面の赤・金、黒・白の「円」2作品が素晴らしい。家人が買うとしたら招待状にも使われた赤・金、と笑っているのだが、眼が恐い。今回の展示は吉原治良21点と白髪一雄1点で、落札予想価格の上限を足すと163,680,000円。会場で会った知人の話では1点で50,000,000円はいくだろうという作品もあるから、どんな結果となるのか、結果はいずれ報告したい。---マン・レイではないから、余裕あります(ハハ)。