展示は3月21日まで---


モネ展 at 京都市美術館 3月1日〜5月8日

    • -

マルモッタン・モネ美術館から約90点が招来、東京(2015.9.19-(印象・日の出は10.18迄)12.13)、福岡(2015.12.22-(印象・日の出は2.4-2.21迄)2016.2.21)と終えて、京都巡回中。

    • -

 チラシを観ていたら、「印象派」の名称の元となった話題作『印象・日の出』の展示は3月21日迄。これは、大変と家人と連れだって京都市美術館へ出掛けた。現物は素晴らしい。元祖3Dと云うか、光が反射ではなく、透過としてある事実を知る興奮。幾層にも重なった水の層をつらなってくるようで、感動させられた。展示が上手いのか、照明が抜群で、他の観客たちも、天上を見上げたりして光源を確認しておられた。不思議な水色だな。

    • -


展覧会絵葉書 クロード・モネ『印象・日の出』1872年

    • -

 新聞報道などにあったが、本作の描かれた日時は科学的に調査した結果、1872年11月13日7時35分頃と特定。太陽の位置や潮位、気象の記録や、ル・アーブル港の時代考証などが決めてになっているようで、マン・レイ作品に同じようなアプローチで迫ろうとしている、わたしには興味深い事柄。そんな訳で、じっくり拝見。よろしおすな。そして、ジョルジョ・ド・ペリオが所蔵する前に別の購入者が存在したのも面白い出来事。ともあれ、日本で拝見させていただける幸せに感謝したい。