室礼 at THE TERMINAL KYOTO


信ヶ原良和

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KYOTO GRAPHIEの展示も後半戦に入った。この写真展では京都市内の画廊の他にお寺や町屋などを積極的に会場として解放し、観る者に驚きを与えている。和の空間に写真がマッチするか、海外作家による空間認識と地元人とのズレが与える戸惑いの感覚が、どの辺りからくるか興味深い。新町通仏光寺下ルの岩戸山町の町屋を改装したTHE TERMINAL KYOTOの空間では、鈴鹿芳康、細江英公の大家とともに若手に加え、海外作家のラインナップが見事である。京都に長く住んでいる方もいて、彼らの日本解釈と、わたしたちがフランスに求めるものとの近似に、戸惑いを覚える。---まあ、しかたないか。
 展覧会は「室礼--Offerings--II」と題されて40作品。会期は5月22日までの各日9:00〜18:00 カフェも楽しめます。

明主航 / クー・ボンチャン / 面屋庄甫

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うらゆかり