マロニエ5階
昨年から今年にかけて京都写真クラブで親しくさせて頂いた方々が亡くなられた。年末の京都写真展のタイミングで追悼の意味を込めて故人のお名前を冠した三つの写真賞が、パパの強い思いから創設された。大阪でピクチャーフォトスペースを開設し写真文化の開拓に務めた相野正人さん、営業写真館にお勤めで「街を歩けば」などのシリーズで知られる写真家の新治毅さん、そして、遺影とともに新しい写真集『光と游ぶ」』が飾られた京都市の文化功労者でもある井上隆雄さん。パパはマロニエの5階に三つの帽子を並べ「見ていただいた皆様の投票から3賞を決定いたします。帽子の中に御投票ください。賞品は京都写真クラブの慣例でその帽子といたします。」と呼びかけた。
受賞の挨拶でも報告させていただいたが、コレクションしている作品の額装や、アメリカの写真マーケット情報などをお聞きした相野正人賞に「bound for」の作者も一票を投じた。ブログでの追悼文や作品との関連で予想以上のご支持をいただき感謝しております。でも、パパ好みの洒落た帽子を被りながら、複雑な心境となってしまった。
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左から相野正人賞、新治毅賞、井上隆雄賞の受賞者 (撮影: 村中修)
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飯沢耕太郎氏の講演では、石原悦郎さんの業績紹介と哀悼の言葉があった。東京で飯沢さんともお会いしていたので、ちょとマイクをお借りして悦郎さんとの出会いとお通夜の女性陣について触れた。そのまま「悦楽の悦郎」さんの真骨頂を披露したいと思ったけど、品がないので、マイクをお返しした(食事の席で数人を相手にお伝えしないとリアリティがありません)。
飯沢耕太郎氏講演会 (撮影: 村中修)
PHOTO NOEL恒例の集合写真 みなさまご苦労さまでした。(撮影: 西岡達也)