『泉』100年を祝う、え---


マルセル・デュシャンが架空の人物に成りすまして起こした「リチャード・マット事件」から100年、レディメイドの概念、現代美術のスタートとなった出来事を祝って(?)、『泉』をコレクションする世界中の美術館の多くが参加するイベントが8-9日と京都でも行われた。残念ながらわたしは所用があって参加できなかったので、犯行現場を検証しに出掛けたのです。

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張り紙もシールも撤去されています。(一階男子トイレ)

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マット氏が呼んだのか、偶然、別々に友人と遭遇(偶然が2回)、三人でお茶(いや、ビールです)、気持ちの良い午後でした。

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京都国立近代美術館では、これから来年の3月まで『泉』を常設展示しながら、5期に別けて京都工芸繊維大学平芳幸浩准教授や美術家の藤本由紀夫氏、元同館学芸課長の河本信治氏などの「解釈」や「見せ方」を示してくれると云う。わたしは「恐いので」デュシャンには近づかないようにしてきたのだけど、楽しみな企画、機会があればレポートしたいと思っている。