『愛の目』 by ルネ・グルーブリィ


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京都で吉村伸哉が『現代写真の名作研究』(写真評論社、1970年刊)で紹介していたルネ・グルーブリィ『愛の目』(ロンドン・フォトグラフィ社、1954年刊)のプラチナプリントを拝見できるとは思わなかった。---名古屋の写真家にこの写真集を斡旋してから40年は経つだろうから長生きはするものである(嬉しい)。今日から始まった「京都国際写真祭」の一環として京都文化博物館別館2階に、misoの展示デザインによって設えられた(5月14日迄)。イメージは懐かしく、新妻リタの肢体がエロティックで美しく、たまらない。プリント表面が絹目のように見えるので、銀塩写真というよりインクの乗った版画という感じ、ルーペがあれば詳しく確認したいけど、今日は諦めて、写真の雰囲気を味わった。

キューレーションを担当したオードリー・オローの解説を読むと、グルーブリィ(90歳)の愛妻リタは2013年に他界されたと云う。謹んで冥福を祈りたい。尚、1階で『愛の目』の再版(2017年)が発売されていた。

アップル アイスコーヒーとパムぺロップ ポメロ レモネード カフェ 明日(16日)までは会場に併設されたネスプレッソブティックのアレンジコーヒーが無料で提供される(1日200杯限定)。