デュシャン『泉』のチラシ

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昨日、京都国立近代美術館によると、待ちかねていたキュレトリアル・スタディズ12:『泉/Fountain 1917-2017』のチラシが出来上がっていた。近年の国立系美術館のチラシには大判変形サイズのものが多いが、これも59.2×27.9cm の変形折で仕上げサイズ29.6×19.4cm。黒ベタ白抜きの『ザ・ブラインドマン』第2号の引用頁に赤色で便器のシルエット、洒落たデザインだと思う。コレクターアイテムとして、みんなが探す事になるだろうチラシのすごいところは、展覧会の共同企画者である平芳幸浩氏のテキストが、表面(?)でダダ風レイアウト、イラストの升に、興味深い切り口で8項目語られている。---見出しに「Living in the Material World」「271」「事件は会議室で起きてるんじゃない」「変身」「ガラスの仮面」「箱男」「蜘蛛の糸」「トモダチコレクション」とあって、それぞれが水道管(?)で繋がれている。1920-30年代の資料を追いかけている眼には、ゾクゾクさせるインパクト。嬉しいものだから、美術館の前でスナップをしてしまった。風が強い。




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at 京都国立近代美術館 北側駐車場

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 その後、ギャラリー16へ移動して岸田良子さんの個展「TARTANS」を拝見(5月6日迄)。長く続けてこられたシリーズに、変化が現れているように感じた。Iさんとしばらく世間話。

TARTANS at galerie 16