銀紙書房 通信
「溝つけ用の紐を溝に2往復渡して結び---」
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5月14日のブログで報告させていただいたが、今回の造本作業では、井上夏生さんの手順(『手製本レッスン』スタジオ タック クリエイティブ、2012年刊)が一番参考になっている。写真はクロス装の表紙と本文を合わせ、重しを置いて一晩経ったところ(5冊分)。同じ苦役を続け25冊仕上げていくのには大変な根気がいる。しかし、「マン・レイ狂い」以前の「マン・レイ狂い」(14歳〜20歳)を知ってもらいたい希望が、耐えさせてくれる。作業を続ければいずれ終わるからね(幾人の方が注文してくれるかしら)。そんな訳で浪曲を聴いている(関連ないか)、国元武春、京山幸枝若、定番の二代目広沢虎造。忠臣蔵で泣いた後は、任侠ものですな。
