写真家マン・レイの前衛映画


正面ビル二階 gallery176 豊中市服部元町

阪急電車宝塚線服部天神駅下車徒歩1分の場所にあるギャラリー「gallery176」でマン・レイの映画を鑑賞する会が開かれた。今回の企画が素晴らしいのは、1920年代と同じ映写速度(16コマ)でのフィルム上映で、かつ、マン・レイの主要4作品(理性に帰る、エマクバキア、ひとで、サイコロ城の秘密)のみを連続で見せ、鳥飼りょう氏によるピアノでの伴奏音楽が付いたことである。長くマン・レイの映画作品を観てきたわたしにとって、久しぶりのフイルムでの鑑賞と当時の映写速度。まったく印象の異なる(新鮮)な映画体験となった。深謝。

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理性に帰る

サイコロ城の秘密

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左から 鳥飼りょう、友長勇介、富岡邦彦の各氏

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「映写機を改造して16コマにしています。デジタルで残すのは危険なので、アーカイバルは原則オリジナルでしています。この映写機もランプが壊れたらどうしようかと、思いながら持ってきました。」とお聞きした。

懇親会

参加者の皆さん
この企画は、画廊スタッフの杉あつよさんからお聞きした。チラシやFBなどでの告知だったが、2回の上映どちらもが満席(定員25名)となり、大盛況のご様子。映画研究家・富岡邦彦氏のプラネット・ワンの仕事も知るなど新しい出会いが幾つかあり、次につづく予感が膨らんだ。