勉強会

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美味しいお膳と生ビールを頂きながらの勉強会。50年以上前の資料に「家柄がよく財産があり、且つ当人が利発で美麗であることが要件とされている。」とあって、納得しながら笑った。

 さて、話題を変えるが勉強会の前に駅前の書店で、白水社が8月25日に刊行した、澁澤龍彦没後30周年記念の愛蔵版と銘打った氏の訳による『大胯開き』『超男性』『城の中のイギリス人』の三冊を手に取った。ブックデザインは良さそうなんだが、頁を捲って、活字を読ませる時代は遠い昔だったんだと、辛い気持ちとなった。原書か原版からのデジタル複製版かと思うが、エッジをなくして、よたよたとした旧漢字の世界なんて、どうなのよ、シニアだと、自分の眼が悪くなったのかと、一瞬不安になるではありませんか、復刻版の企画はいくつもあるが、きちんとした文字起こしをしてもらいたい。尚、それぞれの本体価格は3,800円。