MODERNITÉS: DE RODIN À SOULAGES


Sotheby's PARIS 19 OCT 2017 Modernités: de Rodin à Soulages

    • -

クリスティーズニューヨーク近代美術館の大放出オークションが行われた翌週(10月19日)、パリのサザビーズの方でも重要なオークションが開かれる。最初、21日のダダとシュルレアリスムに関するセール(これもパリ)を注目していたのだが、19日の方に、マン・レイ最晩年の重要な画商、ルチアノ・アンセルミノ旧蔵から15点が出ると知って、興奮してしまった。アンセルミノをマン・レイの版画レゾネの発行元として認識していたわたしとしても、今回のオークション・カタログの記載から、改めてトリノに開いた彼の画廊、イル・フォーノの役割に注目する結果となった。同画廊のカタログを何冊も架蔵し、再制作などの仕事を確認、マン・レイとの友情も含めて、氏の旧蔵品の来歴に親しみを感じてきたのである。マン・レイの未亡人、ジュリエットの話では、父親の様にマン・レイに接していたそうである。そのアンセルミノ旧蔵からの15点には、限定版の再制作品が含まれるのは当然としても、『回転扉』(オーケストラ、デカンダー)の油彩と『美しい時』の水彩は貴重。そして、ロット最大の目玉は白黒写真に手彩色した『涙ぐむ女』。ネットの画面を拡大させ隅々まで拝見した。いゃー本当に素晴らしい。素晴らしいのは予価もそうで、EURで300,000〜400,000(邦貨にすると134円換算で、4,020万円から5,360万円)。王様じゃなきゃ、こんな美人を抱え込むなんで出来ないね(涙があふれて、机の上が「湖」状態でっせ、ハハ)。
 小心者の引退したコレクターとしては、『飼いならした卵』あたりが、性的な隠喩に満ちて、気分にも合うし、妥当だろうな。こちらは、1973年にイルフォーノ画廊から限定9個が作られたもの。予価も5,000〜7,000だから射程範囲内。でも、ユニークなものしか買わないと決めているので、パスです、パス、パス--- 引退していても、血が騒ぐなんてね。


Lot 31 TEARFUL WOMAN 1935 23.1×20.3cm

Lot 40 DOMESTICATED EGG 1973 Length: 32.5cm