観智院でお知恵を頂戴ませ---

10月31日-2


京都で知恵を授かる十三参り虚空蔵菩薩さんをお祀りしているのは嵐山しか知らなかったが、東寺の塔頭・観智院でもお会い出来た。本堂での五尊は唐の都長安からいらっしゃったもので、それぞれ獅子、像、馬、孔雀、迦楼羅の上に鎮座されている。象の大きさや孔雀のいわれ、カルラのお顔など観光ガイド・Kさんの話が面白くて、楽しくお参りする事ができた。観智院は厖大な聖教典籍を有する学問の府、中世住宅の様式を残す客殿は国宝で、修理完成を記念し一般公開したと聞いた。寺院には不釣り合いな、武者隠しの紙製天井や廊下の鶯張りなどの話もKさんは面白い。床の間に描かれた宮本武蔵の『鷲の図』もよろしいな。修復にあたって、特別に誂えた手作りの畳、香りと弾力がなつかしく、正座して武蔵の左利きの筆(?)を堪能。撮影が許されていると良いのだけど。我慢しましよう。
]
新たに作庭された長者の庭

    • -