11月18日-3
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昭和文学会の研究発表は、文学部本館で行われたが、ここは、植物園か美術館、はたまた、西洋の古い街かと思うほどの設備の良さにたじろいだ。この環境で学問を学ぶ人達の幸せと、本の魅力にとりつかれ、人生からドロップアウトしてしまった、リトルプレスの人達との落差に、「研究者」の立ち位置に必要な「謙虚な姿勢」を改めて願った。破綻しないように注意し、長く続けてきた銀紙書房の仕事(およそ40年)。本は著者と出版人と流通によって成り立つものだが、このすべてをコントロールしたい、わたしの心情を、他の人は理解できるのだろうかと---思うのよね。
時計台など
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ランバス記念礼拝堂
教会では結婚式が行われていた。幸せのオーラを振りまく二人の美しい事といったら、ありません。礼拝堂は比較的新しい建物であるが、北隣りの吉岡記念館と含め、聖書に記されている植物が20種程植えられている。これは、再訪しなくちゃいけません。--- このキャンバスは『スパニッシュ・ミッション・スタイル』と云う様式だそうで、1929年の開設の基本設計をヴォリーズが手がけたと知って、「感動」に納得が加わった。近年、「日本設計」が参画し整備され、2017年度の「日本建築学会賞」を受賞している。
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