2月から続いたウィーンでのマン・レイ回顧展も本日が最終日となった(日本時間25日午前2時)。6年の準備期間を経て集められた作品たちも、それぞれの所蔵先に戻って行く。世界中に分散して残されているマン・レイ作品は、現地に訪ね鑑賞するのが、一番良いとは思うものの、それは難しい。ベロニカ達の努力によって、一同に会した家族会のような今回の展示は、わたしのような「マン・レイ狂い」だけでなく、ひろく世界中の人々に彼の仕事を知らしめる絶好の機会になった事だと思う。再度、このように油彩の重要作を観ることが叶うのか、今はウィーンでの感動を書物として残すべく「全力疾走」と報告したい。
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