夏休みの絵日記─ 1 MIHO MUSEUM

 

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チラシ

京都駅八条口から観光バスに乗って1時間あまり、うつらうつらしながら信楽の自然に包まれた美術館に連れて行ってもらった。今日は『紫香楽宮甲賀の神仏』展の内覧会。宗教法人・神慈秀明会のコレクションを公開するMIHO MUSEUMでの夏季特別展との事で会期は7月27日(土)から9月1日(日)まで。「聖武天皇によって8世紀半ばに甲賀の地で紫香楽宮が造営されていた」なんて知りませんでした。

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まずは、レセプション棟のPeach Valleyで夏野菜そうめんをいただく。美術鑑賞前に食事を摂るのはご法度なんだけど、空腹には勝てません。

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美術館棟までは徒歩で7,8分 テーマパークのような電気自動車で向かいます。トンネルの中はひんやりと気持ちよい。

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正面に美術館棟。設計はルーヴル美術館のガラスのピラミッドも手がけたI.M.ペイ、自然と調和させるために建物のほとんどが「地中に埋設」されている。今回の特別展示では、藤原広嗣の乱(740)以降の5年にわたる宮都の放浪(恭仁京難波京)の最後の地となった紫香楽宮放棄の謎が近年の発掘調査によって解き明かされつつあり、その成果を一同に紹介すると云う。

 わたしの場合は、考古学よりも美術への関心、写経には太刀打ちできないが、チラシで紹介されている『金銅誕生釈迦仏立像』の微笑みが良い感じ。現代美術だと思ったのが『塑造金剛蔵王立像心木』、荒縄を巻き粘土で作成し塑像とする基となる心木、解説によれぱ「蔵王権現が脚を大きく蹴り上げる姿勢」らしい。迫力に押されていると木造僧形のみなさんのお顔が健やかで心洗われます。朽ち果てていく木材の命とはなんだろう。合掌。

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美術館の常設コレクションに圧倒された。すごすぎて言葉が出ない、帰りはレセプション棟まで歩いた。風もあって気持ち良い。

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