パリでこんな本買いました。

f:id:manrayist:20190915132325j:plain

林哲夫さんの個展『写実と幻想』が神戸・元町のギャラリーロイユで始まった(10月5日(土)まで、水木休廊)。古い本や興味を持たれた作家などの細密な油彩、モローに通底する幻想的なコラージュ、色彩と深みで群を抜くデカルコマニー、眼福あふれる作品が並ぶ。これ加わえて貴重な美術書や詩集、氏の著作、装丁本なども展示されて、本好き美術好きには、たまらない空間となっている。

---

f:id:manrayist:20190915132529j:plain

初日の夕方、「パリでこんな本を買いました」と題するギャラリートークが催された。会場いっぱいの参加者に、テーマを絞った探求からパリでの古書店事情、苦労話など興味深い話題を披露された。本好き、パリ好きには、こたえられない展開。お土産もついておりました。

---

f:id:manrayist:20190915132552j:plain

「渡欧前にパリの古書店をリストアップしテーマを絞って探しました。最初はジャン・ジャック・ポヴェールの刊行もの」

f:id:manrayist:20190915132608j:plain

 

f:id:manrayist:20190915132634j:plain

ついで「ローラン・トポール、1958年の『ビザール』は珍しいですよ、初期のデッサンが表紙を飾って---」

---

f:id:manrayist:20190915132658j:plain

「フランスの国民的詩人、ジュック・プレヴェールはコラージュもやっていて」

f:id:manrayist:20190915132718j:plain

「パリ市内の南部、ジョルジュ・ブラッサンス公園の古本市がお勧め」

---

f:id:manrayist:20190915132740j:plain

---

f:id:manrayist:20190915132807j:plain

氏の新しい展開をうかがわせるコラージュやデカルコマニーが美しく、画廊の雰囲気にもマッチしていると感じる。油彩では東西ニャンコ対決、モンパルナス VS 池袋。知的なおフランスに愛くるしい日本娘(?)、どんな結果になりますか。これも楽しみ。

----

www.g-loeil.com