ポエティスム(Poetism) ---「生活の芸術」

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展覧会冊子 257×172mm 44pp.

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京都国立近代美術館の常設展示チェコ・ブックデザインの実験場 1920-30年代』展を紹介する冊子に、立命館大学准教授ヘレナ・チャブコヴァーはボエティスムをについて「ポエティスムの野望は、詩のような人生が、生活そのものになるということであった。ポエティスムは自由な想像力や遊び心、幸福、いまという瞬間、喜びといったテーマに人々を誘った。」と説明し、続いてタイゲの「絵画詩」の理論についても言及し「絵画とコラージュによる視覚的に構成された詩が印刷され、一般に流通することになる。」としている。

www.momak.go.jp

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 特定研究員・本橋仁をむかえての研究が、展示も含め素晴らしい成果となった。小生はポンピドゥー・センターのマン・レイ展カタログ(1998)と、今回のカタログの該当頁を見比べ、トリミングの妙に恐れ入っています。