京極映画劇場

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19×13cm 8 pp 表紙はフランセス・ディ。

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先日「おもちゃ映画ミュージアム」を訪ねたのが引き金となって、戦前の映画上映を改めて追いかけている。もちろん、マン・レイ関連。すると、1937年9月に京都で超現実主義映画の『ひとで』と『貝殻と坊主』が上映されたのを特定するプログラムを見つけた。驚きました、嬉しいですね。これには作品評を浅原清隆が書いている。京極映画劇場というのは、古い劇場地図にある京極座のことだろうか(これは誤り。知人よりご指摘いただいた、有難うございます。詳細は改めて)、洋画上映は1938年2月迄で、以降は新興キネマ封切館になったと云う。KITAMURA Kyoichiさんがホームページで「劇場・映画館建物の昔の姿」を紹介されておられ、その中に1938年の同館画像があるので、拝借したい。→ 歌舞伎のページ

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 昨夜は状態の良い雑誌『映画無限』第8号(1937年4月)が、ネットオークションに出品されました。開始が800円だったので、小生も参戦するつもりで画面と睨めっこ。しかし、応札合戦となり終了間際には12,580円。これには参りました。マン・レイの『ひとで』上映に加え、亜騎保のテキスト「田舎的思考断片」が掲載されているのだから、みなさん注目されたのでしょうね(涙)。 貴重なドキメントが続けて現れるとは、不思議なことです---