『版画を作り、考える』by ヤン・スヴェヌングソン

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銀紙書房本と入れ違いに欧州空路をすれ違ったヤンからの書籍が、三週間を経て21日(土)無事到着、コロナ禍の混乱から心配していたが、良かったと安堵。さっそく差出地の様子をグーグル・マップで確認してしまいました。ウィーンはよろしいな。家人の大好きな街であります。

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ウィーン応用美術大学(グーグル ストリートビューから引用) ウィキによれば、1867年にオーストリア芸術産業博物館付属工芸美術学校として創立、1970年から大学、1998年から応用美術大学歴代教員にクリムト、ココシュカ、卒業生として上野リチの名を認める。現在の学生数約1,800、教員数約340。ヤンは2011年からグラフィックと版画を教えている。

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"MAKING PRINTS AND THINKING ABOUT IT" by JAN SVENUNGSSON  2019 De Gruyter 22.5×15cm, 224 pp, 158 Color Illustrations

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 芸術作品を作るという経験と芸術について考える事は、相互にどう作用するのか? ヤンは自身の物語を使いながら、急速に変化する今日の芸術状況と役割について考査する。16歳で初めてマン・レイの版画を購入した早熟の才能、版画をやろうと決めた運命の受容者が、作者の「真正性」と「現代性」について、マン・レイとの出会いなども含め語る。刺激的であります。