喪中はがき

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祇園祭木賊山町

 

 松田元の『祇園祭細見』木賊山の項によると、世阿弥謡曲木賊」は「小謡曲舞を子を偲びつつ舞う老翁」の姿を借りて「悲しみを深く表現した名作」とされ、夫木和歌抄にある仲正の歌「木賊刈るその原山の木の間より / みがかれ出づる秋の夜の月」から創作されたと云う。炎天下に秋の夜の月、なんとも美しく、わたしたちの琴線にふれる。このブログでは12月となった、信濃の国ではないが、名古屋の夜を思い出す。順番であることが、せめてもの救いであるのだろうか。

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