古書ヘリングでお茶をしていると、気持ちが落ち着く。ルパンのお人柄だろうか、商品のラインナップだろうか。コロナ禍のためにかえってお邪魔する機会が増えております。
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1930年8月号 旅行時代社発行
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Vera Linhartova Publications Orientalistes De France, Paris (1978)
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図書館司書・長谷川ソケール正子さんの紹介によると、著者のヴェラ・リナルトヴァは、チェコスロバキア生まれ。日本語を学んだのち、フランスのギメ東洋美術館で中国絵画室研究員として働き『絵事後素 : 9 世紀より 19 世紀における絵に関する日本の書物』『日本におけるダダとシュールレアリス ム』などの著作を著し、定年退職後にリナルトヴァ叢書として蔵書690冊を同館に寄贈されている。日本の精神文化史を俯瞰したうえでの20世紀前衛美術の研究は、興味あるのですが、いかんせんフランス語、なんとかならないかしら。