新興写真術 森芳太郎・金丸重嶺著 アルス 1937年刊(2刷)
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昨年4月に画像データの取り込みをした後、目立った報告のできなかった銀紙書房の特別企画「マン・レイ受容史」、今年にはいって、本文執筆にとりかかりました。深入りせず客観的な記述にとどめ、まず、戦前日本の状況を昭和元年あたりからたどって「レイヨグラフ」「前衛映画・ひとで」と---- 書き進めると確認したい事柄がいくつもあらわれ挫折しそう。名古屋市美での解説会で解けた事柄も盛り込みたいし、きりがありません。
先日、入手した『新興写真術』にも、森芳太郎の辛辣な批評があったりして、いやはや。これにはマン・レイによるリー・ミラーの肖像も紹介されています。