「写真の都」物語 25 ── 連盟バッチ

 

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 中部学生写真連盟・会員バッチ φ1.5cm ピンどめ 金文堂徽章製

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 洒落たバッチはY氏所蔵の連盟機関誌に載った座談会記事によると、早稲田大学の雨宮俊一氏の発案で、美校の生徒が描いたものを富士フイルムの増田という方が手直しされたとか。「真中にレンズの目を入れてね。後にそれを右へ寄せた」。女子学生にも人気で、アクセサリーにするから譲って欲しいとの声もかけられたと云う。杉山さんがネクタイピンにも流用していた(フォトオピニオン2号表紙参照)のに刺激されて、わたしたちも作りました。学生服の詰襟用にネジをハンダ付けしたりもしたのですが、熱を加えすぎて壊してしまったのを思いだす。---技術がありませんな。

 

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全日本学生写真連盟・中部学生写真連盟 会員証 5.5×9cm

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 最終解説会では、わたしとSugiuraの他、髙橋章さんが付けて参加した。下の写真は彼のもので、こちらは「全日本学生写真連盟」と記名、杉山さんが持っていたのもこれだと思う。こちらはネジ式。ヤフオクに出品されたのを見た時に買っておけばよかったかしら(笑)。

 懐かしく誇らしげに、このバッチを付けられるのは、素直な高校生の特権なんだろうな「写真」を考えることに、人生の希望が直結していた時代だった(感謝)。

 

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