妙心寺の塔頭・大雄院を拝観した。同院は1603年創建、尾張藩と縁があり、大雄院建築は家康の後妻となったお亀の方が、家康より賜った伏見の屋敷を移築したもの。客殿の襖絵(稚松図・山水図・滝猿図・唐人物図など)は幕末の絵師(帝室技芸員第一号)、若き日の柴田是真による。保存状態が良く、楽しませていただいた。写真パチリが許されないので残念。
---
襖絵プロジェクト--戦災で消失した明治皇居の広間・千種の間に、柴田是真が描いた天井の花の丸図を、現代の宮絵師・安川如風が襖絵として復元。
禅宗の庭園に池があるのは珍しい。