『長谷川潔作品集』光村推古書院 2003年刊 26.4×19cm 232pp
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長谷川潔に関する資料を読んでいて、プリントアートセンターを創立された魚津章夫(1941-2018)さんの仕事を知った。25歳の1966年に新宿京王百貨店で長谷川作品と出会い魅了されたと云う。20代に人や物とどのように出会うか、わたしも同じような経験を24歳の1976年にしたので、幸せな人生の先輩に共感を持った。
左から『種子草』1916年、『短歌雑誌「水甕」第3巻第5号表紙・裏表紙』1916年
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左から『金色に踊れる男』1915年、『ダンス』1914年
左から『ムードンの陸橋』1921年、『ラ・コル村風景』1928年、『ジコンダ古村の礼拝堂』1938年
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2004年度長谷川幹氏寄贈 長谷川潔原板・銅版画用道具
コレクションルーム
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昨日も合わせての画像を、会場の様子など拙稿の参考にしていただけたら、嬉しい。尚、魚津章夫さんは、横浜美術館の長谷川潔遺作管理委員会のメンバーを務められ「8回に及ぶ調査会議で作品の保存状態や、刷りの調子、修正版や技法などの品質の厳密な確認がなされ、すべての版画作品を左記のように分類された。
① 自筆サインの入っている作品
② 修復すべき作品
③ 自筆サインは無いが、完成作品で市場に流通しても品質に問題のない作品
④ 廃棄すべき作品(販売禁止の作品)
⑤ 下絵など版画制作に関する資料
このうち③については、遺作管理委員会が作製したエンボスマークを刻印した。これによって、日本側に相続された作品からはおそらく将来において問題となる不良品が市場に流出することはないはずである」と説明されている。