終わりなきパリ -1

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海老坂武著『パリ─ボナパルト街』の腰巻きを外してペタリ、こちらも「異色のパリ日記」at maruman SCRAP BOOK NO.579  26sheets

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 海外旅行が出来ません、京都からも同じです。感染予防に注意しながらの静かな時間を過ごしています。暇ですな、そんな訳で、1982年のスクラップブックを広げウイーンやパリへ行った頃を思い出しています。39年前は新婚旅行でしたから、小生も希望に満ちあふれておりました(ハハ)。紙面には書籍の帯(腰巻き)や絵葉書、キップなどをベタベタ貼っておりました。今となればもったいない気もするのですが--- スクラップブックのタイトルはジャコメッティの版画シリーズ名を拝借し『終わりなきパリ』とした。1982年6月7日、フォークランド紛争(7日イギリス軍地上部隊上陸)の影響で欧州航路が大混乱する中、伊丹から成田で乗り換え、JALでモスクワ経由ローマへ。

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東京−モスクワ 午餐: 牛繊肉ステーキ松茸ソース、ポテト、えんどう豆、パイナップルサラダ、フレンチドレッシング、ピーチトリアノン、ロールバター、日本風味、コーヒー、紅茶、緑茶

 

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東京−モスクワ 軽食: 鮭冷製、ソーセージ、ロシア風サラダ、川鱒、のり巻き、ロールバター、コーヒー、紅茶、緑茶

 

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日本航空機内食メニュー 26×12cm 三つ折り 表紙: 靉嘔『21世紀への接近』1979年 シルクスクリーン

 

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モスクワ−ヨーロッパ(ローマ) 午餐: キャビア、若鶏のソテー照焼ソース、バターライス、生菜、モスクワ風ドレッシング、ペイストリー、ロールバター、コーヒー、紅茶、緑茶

 アルコール類はスコッチ350円、ワイン350円、シャンペン920円、ビール120円。「氷はタダ」だと云う友人のアドバイスに従い空港の免税店でジャックダニエルを求めチビリ、チビリと長い飛行時間に耐える。本来はウィーンに入る便だったが、ローマ経由に変更、おかげで、ちょっと見物。観光案内は出来ないんですよと添乗員。ホテルはサンタンジェロ城近くのヴィスコンティ・パレス、まずは「終わりなきローマ」です。

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ローマ 1982.6.7