同志社有終館

in『モダン建築の京都』展 2021.9.25-12.26

f:id:manrayist:20211107100717j:plain2021.11 同志社有終館 p.289 竣工: 1887年 煉瓦造地上2階、地下1階 設計: ダニエル・クロスビー・グリーン 施工: 三上吉兵衛 「花崗岩の帯と黒煉瓦模様貼りで飾られた赤煉瓦の華やかな外見」で知られる。

f:id:manrayist:20211107100727j:plain南側 今出川通りに市電を通した(1917年)拡張前はこちらが正面

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 図書館「書籍館(しょじゃくかん)」として建てられ1920年まで使用された。1928年11月の失火(昭和大典儀式の折の校内夜警、石段を上って一階の右の隅に教授室があった。--- 暖をとるための火鉢の底がこげて、床が燃えだした。「更井良夫、美子ご夫妻に聞く」より引用)による建物消失を惜しみ、残った煉瓦壁体を武田五一が鉄筋コンクリート造りの内壁を設け保存、補強建築の先例になったと云う。

f:id:manrayist:20211107100738j:plain西側

f:id:manrayist:20211107100747j:plain北側 (ムクノキ)

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グーグルストリートビューから引用

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 上から見ると十字架の形が確認出来る。有終館の南側が御所、西側には隣接して「完全な姿で現存する唯一の公家屋敷」和歌に関する典籍、古文書で知られる冷泉家住宅がある。