旧京都帝国大学 基督教青年会会館(現・京大YMCA会舘)

in『モダン建築の京都』展 2021.9.25-12.26f:id:manrayist:20211209113541j:plain2021.11 旧京都帝国大学 基督教青年会会館(現・京大YMCA会舘) p.294 竣工: 1914年、2003年改修 木造煉瓦造2階建 スレート葺 設計: ヴォーリズ設計事務所  施工: 不詳。アメリカ・コロニアル様式、あるいは、イギリス風ハーフティンバー様式。本作はヴォーリズの最初期として知られ「モルタル塗りの外壁と窓枠や玄関周りなどに塗られたた朱色のコントラストが際立っている」とカタログにある。さらに京都風光を読むと「建物の随所に配されている『逆三角形』の意匠は、YMCAの正章の一部で、精神、知性、身体の均整のとれた全人的成長への願いを表している」と、

f:id:manrayist:20211209113530j:plain南側 吉田神社から京大正門を右手に川端へ至る東一条通りに面して建つ

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f:id:manrayist:20211209113648j:plain地塩寮のHPによると、本作は「京都大学が設置したのではなく『京都大学YMCA』という団体が設置した寮」のうち、青年会館として活用される部分「一階左が読書室、右が応接室、奥に会議室」であるようだ。収容人数30名程度の地塩寮は奥側の鉄筋コンクリート4階建て、これらは「自治寮」との事。

[ときの忘れもの拙稿] 『小さなカタログ、見上げる建築』 『親しげなヴォーリズ建築』