in『モダン建築の京都』展 2021.9.25-12.262021.12 西陣織物館(現・京都市考古資料館) p.300 鉄筋コンクリート造柱梁・煉瓦造壁からなる混構造3階建 緑色屋根 竣工: 1914年 設計: 本間精吾 施工: 清水組。京都風光によると「外観はモダニズムの影響を受けた白いタイル貼り、単純な箱型、壁の装飾、凹凸、コーナーストーンも廃す平板的意匠は斬新」とある。本間清吾(1882-1944)は東京帝国大学建築学科出身で三菱12号館の設計にも関わった人。欧州留学(1909-11年)でモダニズム建築の影響を受ける。京都高等工芸学校(現・京都工芸繊維大学)の図案化教授を務め、1918年にはドイツ留学。京都で結成された「日本インターナショナル建築会」に参加。本作は初設計と云う
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[ときの忘れもの拙稿] 『小さなカタログ、見上げる建築』 『親しげなヴォーリズ建築』