『How are you, PHOTOGRAPHY?展』のお母さんは、京都写真クラブですって。

2021.12.18 14:00〜16:00f:id:manrayist:20211218210108j:plain

「はい、時間です」

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 日本写真芸術学会関西支部研究会主催の「関西における70年代以降の写真活動を振り返る ── 京都写真クラブと『How are you, PHOTOGRAPHY?展(以下「How展」)』(京都市1997年〜2020年)」をテーマとしたシンポジウムをギャラリーマロニエの「How展」会場で聴講した。蜜を避けるためのオンライン参加(ZOOM)が原則で、申し込んでいたのだが、やはり、現場に居たい。

  小生は地元で、友人、知人の他、勤務先の若い女性デザイナーたちが多く出品していた関係で、活動初期の様子も、おおよそ、知っていた。とはいえ、参加は2001年からだったと記憶する。展覧会を拝見して、つい、アルコールに誘われたのが実態であるのだけど。以来、小生も長い付き合いとなっている。

 会は写真を専業としない森岡誠と岩村隆昭らが初めたもので、写真の固定概念にとらわれない自由な雰囲気が、心地よく、拡大を志向しないのも、賛成できる要素。学校関係者とギャラリストが多く参加したのも特色といえる。小生が最近はまっている『モダニズム建築の京都』繋がりから、明倫小学校での展示(1998年)、1928ビル内の同時代ギャラリーの利用、五条楽園歌舞練場での宴席と、貴重な出来毎が続いた。写真展にとらわれることなく、変貌を重ねる活動は、コロナ禍にあっても根強く、今年は参加者も多いと云う。京都写真クラブの「京都写真展」と「How展」との違いは、判りにくいが、母体となっている京都写真クラブに鍵が有りそう。クラブはお母さんで、子供たちが自由に活動をできる仕組みになっていると森岡は語った。

 今日の2時間では、駆け足。いずれ、きちんと小生も報告したいと思っている。

 

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 2020年の京都写真展では、出品者がそろってマスク姿の記念写真を残しました。皆さん記念写真撮るのも、撮られるのも、好きですね。

 

f:id:manrayist:20211218210132j:plain「挨拶時の一瞬だけ、マスクを外しています」左から岩村隆昭、森岡誠、村中修(司会)

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f:id:manrayist:20211218210143j:plain「お疲れ様でした。有難うございます」