銀紙書房通信 マン・レイ: ひとり本

f:id:manrayist:20220205114332j:plain21 × 14.7 cm  168pp.

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 マン・レイを勉強するために手許の原書などを翻訳し、日本語で読めるよう書籍化する作業を続けている。2021年3月にオークションのレゾネを纏めた後、年末から再開し、年が変わって三冊、上梓することが出来た。いずれも、読む必要に迫られた原書であるが、とりわけ、作業を続ける過程で上掲した『マン・レイ 芸術家とその影』(2021年)の重要性に気がつく事になった。マイノリティーの側面を強く意識させるし、彼の人生を様々な視点から捉えるのは、興味深い。

 

f:id:manrayist:20220205114337j:plain本文の仕様

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f:id:manrayist:20220205114358j:plainコデックス装で仕上げ、ラベルを貼った後、表紙の印刷を済ませ、硫酸紙で包む時が、一番楽しい。この「マン・レイ:  ひとり本」叢書は、諸般の事情で限定一部刊。銀紙書房ファンの皆様への提供はかなわず、お許し願いたい。『マン・レイ受容史』の発刊までも、今しばらく……