駒井家住宅 ── 階段

in『モダン建築の京都』展 2021.9.25-12.26

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2021.10 駒井家住宅(現・駒井卓・静江記念館) p.178-185 竣工: 1927年 木造地上2階建 設計: ヴォーリズ建築事務所 施工: 田村工務店

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 ヴォーリズは台所から設計を始めると云う。「家族全体の健康の鍵を握っている所」だからだと云う。次に寝室、「生涯の三分の一は寝室に暮らす」からと、やはり健康のために重要だと指摘する。二階が適し、外開きの窓で風が通り、日光が入り、黴菌を殺す、温度も温かい。ベッドの効用を説き、隣接しての便所と風呂場を推奨する。居間や客間の設計は最後の段階だと云う。ヴォーリズ住宅の幸せな空間は、「キリスト生活の徹底的な実践にある」(ときの忘れものブログ)

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「階段室にあるステンドグラスはヴォリーズが好んだ色と云われ、夕方になると西に面した一体が黄金色に染まる」

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[ときの忘れもの拙稿] 『小さなカタログ、見上げる建築』 『親しげなヴォーリズ建築