人文書院 創業100周年


18.2 × 13 cm 48 pp. 非売品

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 日本心霊学会出版部として誕生した人文書院。小生、名古屋時代に『アンドレ・ブルトン集成』の刊行状況を何度か問い合わせた記憶がある ── 残念ながら集成としては完結しなかったが『シュルレアリスムと絵画』は形を変えたものの刊行され嬉しかった(感謝)。

 本冊は京都の出版社を考える貴重な資料になると思う。同列に捉えるのは無理があるとしても近年の京都では一人出版や家族出版が多い。小部数すぎるので論外としても、小生が銀紙書房の名前で『時間光』を上梓したのは1975年で、これまでおよそ35 冊を刊行。一子相伝できれば良いけど、一代限り、後しばらく、50年は続けたい。手作業が出来なくなりつつあるのですな(ハハ)。

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月鉾では今年から懸装品の通年公開が始まっています(毎月、第2、第4の土・日曜日)。