テレサ・ライト

 先日、家人が外出していたのでビールを呑みながら1946年のハリウッド映画『我等が最良の年』を観ていた。第二次世界大戦が終わり日常生活に復帰しようとする三人の復員兵が直面する問題が描かれている。この国と戦い破れたのだと思う反面、まだ「良き時代のアメリカの良心」が残っていると思った。今はまったく違いますな。小生単純なのでボーイングB-17の爆撃手だったフレッド(ダナ・アンドリュース)とペギー(テレサ・ライト)の物語に感情移入してしまったのであります、こういうの好きなんですよ。

 それで、素敵な人だと思いつつ、どこかで観た記憶が浮かんだ。確認するとマン・レイが1944年に撮影していたのである。テレサ・ライトマン・レイは何を話したのだろうか ── Teresa Wright は1918年の生まれでハーレム育ち、1942年に結婚しているので、レンズの前でポーズしたのは新妻ですな、1943年の『ミニヴァー夫人』でアカデミー助演女優賞受賞。女優の絵葉書も探す小生、ハリウッドでマン・レイが撮ったスターも探求品に加えなくてはと、思ったしだい。