『観心寺と金剛寺』展 at 京都国立博物館

涼しくなりました。雨間をみつけ午前中に真言密教の遺産を拝見。館内も静かで眼福の時間となりました。京都から高野山へ至る河内長野の土地勘はないけど、役小角楠木正成には親近感を持っているのです。

 備忘録として惹かれた寺宝を書いておきたい (11)如来坐像 平安時代 金剛寺、(29)剣 附黒漆宝剣拵 平安時代鎌倉時代 金剛寺、(47)五秘密曼荼羅図 鎌倉時代 金剛寺、(48)虚空蔵菩薩像 鎌倉時代 金剛寺、(72)厨子藍染明王坐像 鎌倉〜南北朝時代 金剛寺。今回は国宝の『日月四季山水図屏風』室町時代 金剛寺に、あまり反応しなかった、展示空間との関係もあるけど、仏具や仏様たちを観た後に(2階)置かれたためだろうか。凡夫の小生は四金剛(欲・触・愛・慢)の色気(47)を我慢して通り過ぎ、次の菩薩像(48)に記憶力を与え給えと手を合わせました。今回、特に惹かれた仏様は、一階に置かれた小ぶりの如来坐像、表情が独特で、こころが通じます。

 尚、長年の調査・研究の成果を発表した平成知新館での展覧会は明日11日(日)まで。お見逃しのないように。

明治古都館

 

10月8日からは『茶の湯』展、これも楽しみです。