訃報 相次ぐ

2022.8.18

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 最高気温35度の日が続く、どうなっているのだろう。それでも、朝夕は涼しく通りに影の部分も現れるようになった。「秋風が吹くようになると人の死を聞く」というが、先日のエリザベス2世(9日)に続いて、写真家のウイリアム・クライン(10日)享年96、映画監督のジャン=リュツク・ゴダール(13日)享年91と、10代の小生が影響を受けた巨匠の旅立ちが相次ぐ、時代の区切りなんだろうな。

 ● Y新聞によると、91歳のゴダールは「体調に異常はなく、スイスで部分的に合法化されている安楽死を選んだ」という。マン・レイ絡みで『勝手にしやがれ』(1959年)を特に繰り返し観たが、名古屋時代に初めてゴダール作品と接した『中国女』や『東風』に衝撃を受けた。映像と時代、観者の青春が一致していたと思う。合掌。

 

2022.9.14