閉店のお知らせなど

 
 健康散歩をしていると日々、街の変化に出会う。新陳代謝ともいえるが、風景が変わるのは寂しい。先日も履物屋さん(開店70年)に張り紙「12月30日で店じまい」されるそうで、先月28日から閉店セール「全品30% OFF」実施中。年の瀬ですな。


 贔屓の飲食店では三条通烏丸東入ルの洛旬万菜・こしのの店先にも張り紙がありました。── 「閉店のお知らせ 2001.5.7より洛旬万菜こしのをご愛願頂きありがとうございます。この度、2022.11.17(木)をもちまして閉店することになりました。ご来店してくださった多くの方々に心より感謝申し上げます。寒くなりますので どうぞ皆様ご自愛下さい 店主」── 今年は名古屋の写真家が上洛することがなく、コロナ禍も影響し訪ねることが激減してしまった。それで、閉店を知ったのは12月に入ってから。店主夫妻に挨拶することが叶わなかった、残念である。お二人の末永いご多幸をお祈り申し上げる。本ブログでは2008年12月に報告したのが最初と思うが、開店されてすぐの頃、取引先に紹介されて知ったと記憶する。家庭的でどれもが心のこもった美味しい味だった。

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 健康散歩ではいろいろなことで足を留め、パチリする。例えば(12月2日) ── 大丸百貨店地下通路にマン・レイ映画『ひとで』のスチール写真を連想させる「しまつのこころ」広告がサインされていた。ときの忘れもののブログ(7月18日アップ)で『プロレタリアの手』と題し永田一脩作品との錯誤を指摘した連想だった。→ http://blog.livedoor.jp/tokinowasuremono/archives/53477880.html

良い連想につながるものは、ないかしら。

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 2022年の訃報は、ウィリアム・クライン(享年96)とジャン=リュツク・ゴタール(享年91)に時の流れを感じ、元首相・安倍晋三(享年67)が参議院選挙応援演説中に暗殺された事件は日本社会の凋落を象徴し衝撃的、政治の問題には立ち入らないが、安全神話というか社会機能が壊れてしまったのを実感。来年は良いことがありますよう、明日の「マン・レイと余白で」では、希望ある話題を整理したい。

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 今朝方、ブログをアップした後、NさんのFbで、生前のマン・レイと交流した建築家・磯崎新の訃報を知った。28日とのこと、享年91。謹んでご冥福をお祈りします。