令和四年大晦日

16:55 港では汽笛、旅愁を誘いますな

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 酔っ払っております(ハハ)。忙しい一年だった。『マン・レイのオブジェ』展については、素面の時に報告したいと思うが、マン・レイを取り巻く状況は慌ただしく、ジェイコブス旧蔵の『アングルのヴァイオリン』が、一枚の写真の値段としては驚くべき16億円を刻んで、小生、この先は足を洗い、研究者の道を邁進すべしと諦めかけたところ、DIC川村での展覧会協力へのご褒美なのか、6月、珍しいマン・レイ作品を入手することができた(いずれ、報告)。嬉しいこと、このうえない。今年の収集は、他にマン・レイ研究の先達ヤーヌス氏旧蔵のエフェメラ5点、フランスの雑誌『les feuilles 』(1925年)、1930年代の映画雑誌『映画往来』2冊などを数え、充実した内容となった。

 これ以上、熱中して集めると『マン・レイ受容史』のゴールが伸びるばかりとなるので打ち切り。新春から資料と本文の執筆・校正に全力を注ぎ込みたいと、酔っ払っいながら思った次第。