昨日紹介した元町・中華街駅から徒歩1分、格式と伝統を誇るホテル・ニューグランド本館は、渡辺仁設計で1927年開業。関東大震災で倒壊した横浜居留地、廃業した名門グランドホテル後継となる復興のシンボルであったという。渡辺は服部時計店や東京国立博物館も手掛けた著名な建築家、欧州の雰囲気を醸し出している。
宿泊客には皇族、王族の他、チャップリン、ジャン・コクトー、ベーブ・ルース、マッカーサー、大佛次郎、池波正太郎、石原裕次郎、松田優作などが綺羅星のように続く。残念ながら本館は満室だった。
色合いの異なる布目タオルが使われた大階段、ロビーは2階に設けられ、正面に不死鳥が彫刻されたレリーフ、綴織は天女泰之図。
山下公園通りに面して建つ