マン・レイ受容史-14 印刷7セットまで

PX-049A

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 零細出版社・刊本での難所は印刷工程。最終的に人間と繋がる部分なので特に気を使う。品質の安定を確保しつつの所要時間は、グレースケール・モードで測ると1丁6枚(12頁)で9分5秒、両面(24頁)でおよそ20分、一冊で12丁(288頁)なので所要合計は4時間。これは、ヘッド加熱を考慮しつつの作業となり、2日で3冊といったペースなのですな。PX-049Aは耐用限界に近づくとヘッドの汚れと給紙機構の不調が発生する。苦肉の策は乾燥時間をとる事とクリップでの給紙対策。早く25冊分を印刷させ、製本作業に進みたいのです━━ すでに、奥付頁に刊行日を入れましたので社主は焦っております。

PX105

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 こちらの方が、グレースケール・モードでのC ・Y・ Mインクの減り方、すくないように思うのですが。インク代の悲鳴は毎度のことですねん…… 品切れが怖い。

● 備忘録

2/28 22:03 PX-049Aの11セット印刷段階、インクノズル不調(飛沫発生)、印刷シートが残らないよう都度取除く、次シート取り込み時の振動で飛沫発生(?)

3/2 11:49 クリップ留め(給紙対策)とシート取除き(飛沫発生)に加え、6セット片面印刷後、電源OFFでの加熱対応、およそ1時間休息後再開でヘッドの汚れ軽減。 インク消費は3冊(12×6×2×3)432頁出力でリコーダー・ブラック増量1個。

3/4 17:11 インクの飛沫発生の改善は遠く、たまに出るのがつらい。この先は途中での用紙追加をしないこととする。

3/6 11:05  紙面汚れ原因に、両面印刷も考えられ 時間を稼ぐために、片面12セット印刷後、寝かせての再印刷とする。