セザンヌ、ピカソ、マティス

● 『ピカソとその時代展』 at 国立国際美術館 
 会場最初のコーナーにベルクグリューンの洒落た縦長カタログが並んでいる。これはオリジナルのリトグラフやポショワールなどを用いた優れもの。プライスリストを付し世界中の顧客に送って注文をとっていたのです。わたしもマン・レイの版画が載った号などに興奮したのを覚えている。
 解説には「多数の作品を売買する仕事の中で、自分が本当に気に入ったものだけを手元に残すことによって、粒よりのコレクションを少しずつつくりあげていったのである」と記されている。

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左から マティスピカソ

ポール・セザンヌセザンヌ夫人の肖像』(1885-86年頃)「正式に結婚した頃に描かれた」

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今展では、会場でのパチリが許されている(国内所蔵品などを除く)ので、嬉しい。それに、中学生以下無料とは、すごい。