ウィーン応用美術館 1階への階段
入館証代わりの紙ベルトを左手に巻かれました(笑)
マリア(マイ)・ウルマン(1905-1995)個展、9月1日迄。同校出身の画家、
蔵書が気になりますが、手に取るには許可が必要です。
『異議申し立て/建築 バリケード、キャンプ、瞬間接着剤』の展示、8月25日迄
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ヤン・スヴェヌングソンを知ったのは1982年6月のパリ、マン・レイのアトリエだった。彼との出会いと再会については共著『マン・レイのスタジオで』と『ジュリエットの贈り物』(銀紙書房、2020年)に書いた。手紙やメールでのやり取りを続けたてきたが41年の間に直接会ったのは2回。それが42年目の本年3月と6月に会うことになった。京都では東華菜館と拙宅、そして、ウィーン応用美術館。後日、この過密はシュルレアリスティックな出来事だとメールで伝えてきた。わたしは、彼が美術家になった経緯、心の物語を書きたいと思っている。
三人でパークリングを歩いてると、オークションハウス、サザビーズのウィーン事務所に気が付いた。マン・レイの未亡人ジュリエットの遺品売立のとき彼はサザビーズ・ロンドンの会場に居たという。わたしの方はアブセント・ビット。その折に落札した素描を京都ではお見せした。人生の長い時間には、友との濃密な瞬間がかかせない。ありがとう。
Austria Sotheby’s International Realty (Parkring 4 1010 Vienna)