サン=シュルピス教会

愛しのマン・レイ展 出品: 308

14.9 × 10.4 cm

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 映画『ダヴィンチコード』で知られるサン=シュルピス教会についてマン・レイは、自伝『セルフポートレイト』で「頂部にはふたつの丸い塔があり、その様式は優美たらんとめざしたものの、かなり雑種的な様式で、片方は未完成だった。最後に手がけた建築家がそこから飛び降りて自殺してしまって以来、完成していなかったのである」(千葉成夫訳、美術口公論社、1981年 380頁)と書いている。教会前の通りを右(リュクサンブール公園側)に入ったフェルー街2番地2に、マン・レイは1951年から亡くなるまで住んだ。

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 本状を展示品に選んだのは、頂部に『ブリアポスの文鎮』を捉えた写真をコラージュした絵葉書を1996年のオークションで観たからである。(現物を見ていないが、単純に貼付けたのではなく、可動の細工がしてあるように思う)予価400〜600ポンドに対して、落札は2,200ポンドだった。