愛しのマン・レイ展 出品12〜16
マン・レイが同時代の芸術家と出会い独自性に目覚めたのは、フェレール・センターによるところが大きい。会場では「トピック3」として自由な表現を重んじる授業の様子、素描、冊子、カタログなどを展示。額に入った冊子はフェレール・センター発行のもので、1914年7月に勃発した第一次世界大戦に抗議する8月(右)と9月(左)の2冊。解説には「8月号では資本主義と政府という2つの首をもつ怪物に人間性が飲み込まれる様を描き、9月号では全体を星条旗に見立て、捕虜と思しき人物と戦争の場面、キリスト教の磔刑を対比的に図示して、各々戦争を比喩的に表現している」とある。マン・レイによる表紙画は2冊で終わったが「MOTHER EARTH」のタイポグラフ使用は続けられた(1917年8月号まで確認)。
----

マン・レイの反戦思想を裏付ける「マザー・アース」の重要性に気づかず、サンフランシスコの古書店主、ロジャー・ウィッカーに廉価で勧められたのにパスしてしまったのが1987年7月、後に失敗に気づいたが後のまつり、探しましたね。ところが高騰して手が出ない。東京富士美術館の展覧会で現物を拝見してからは、欲しい、欲しいと泣いておりました(涙もろいのかしら)。それが、元旦に年金生活者でも確保出来る価格帯で現れ狂気。急いでポチリ。3日に投函され2週間で拙宅に到着、ピンク色の箱に入って、嬉しいお年玉となりました。ありがとう。

* 会場撮影は関係者の許可をいただきました。感謝申し上げます。