愛しのマン・レイ展 出品: 223, 222, 221
マン・レイを受け入れなかったカリフォルニアに見切りをつけ、ジュリエットを伴いパリに戻ったのは1951年3月、帰国展については1月23日のブログにパリ帰還 1951年3月 - マン・レイと余白でとして書いた。自伝に「パリに行ったら展覧会をやれるくらいの新作群はすぐに生み出せると考えたからだ」(372頁)と書いているマン・レイは3年後の6月、サンジェルマン・デ・プレ教会の裏手辺りにあるフェルスタインベルグ画廊で個展を開催。新作『フェルー街』とカリフォルニア時代の連作『シェイクスピア方程式』を含む凡そ30点の油彩と小品、オブジェを二部屋に別け展示したようである。

筆者は展覧会のエフェメラ(カタログ、ポスター、案内状)が好きである。蒐集もこの3点を揃えることを目的とする感がある。マン・レイの書き込みがある一次資料よりも、街頭に貼られたり、手渡しされたり、郵送され流通した紙モノに魅せられる。その場と時に居合わせたファンの心境を代弁するのです。未蒐集品と出会うと恐ろしいほどのアドレナリン、病気ですな。今回の『愛しのマン・レイ展』ブログ連作では、3点がそろった展覧会をいくつか紹介したいと思う。
* 会場撮影は関係者の許可をいただきました。感謝申し上げます。